背骨を矯正して背筋を伸ばす

歪みによる悪影響

 

背骨の「ゆがみ」が長期に及ぶと、自律神経にも悪影響を及ぼします。自律神経の働きが低下すると、いろいろな内臓器官の機能低下がおこってしまいます。

 

代表的な症状は次のようなものがあります。だるさ、やる気がでない、不眠症、集中力減退、胃腸の不調、便秘、動悸息切れ、足のむくみ、月経痛、冷えなど。これらは「背骨のゆがみ」がある程度進行した状態の時におこりやすい症状です。

 

また、背骨は神経を通すパイプのようなものです。背骨のなかには、脊髄という神経の幹にあたるものがあり、ここから神経の枝が全身に伸びています。

 

背骨のゆがみは、神経の根元の部分を障害してしまいます。根元が障害されると、その先の枝の全てが機能低下してしまうのです。

 

こうしておこる代表的な症状として、坐骨神経痛、頭痛、腕のしびれ冷え、部分的な筋力低下などがあります。これらはかなり進行した状態の時におこりやすい症状です。

 

さらに「背骨のゆがみ」が進行すると、骨が変形してきます。「背骨のゆがみ」は、背骨の関節に強いストレスをかけ続けます。ストレスにさらされた関節は、ストレスに負けないよう、新たに骨組織を増殖させます。骨はトゲのように伸びていくため、「骨棘(こつきょく)」といいます。この骨棘は、神経などを圧迫して重度の神経障害をおこす場合があります。このように、背骨のゆがみをほっておくと怖いことになるのです。